以下月刊デボーションガイド クレイ 2001年3月号より転載。
みなさんにクリスマスの恵みが豊かにありますようにお祈り致します。
三浦綾子さんが、朝日新聞の懸賞小説に入選したときのエピソードが
『命ある限り』に紹介されています。その箇所をまとめてみました。
1963年12月、締め切り日の31日が迫ってくる。夜の10時まで
開店する雑貨店の仕事は年末を迎えて多忙を極めていた。その上、恒例の、
近所の子供たちを集めての子供クリスマス会がある。私はついに38度の
熱を出してしまった。
せっかく一生懸命にかいてきたのに、その完成を目前にしながら、
あきらめなければならないのか。今年だけは、子供クリスマスに使う時間を
書く為に使いたいと思った。子供クリスマスは、年が明けてからでもいい
ではないか。それを三浦に言うと、彼は厳しい語調で言った。
「キリストのことを後回しにしようとは何事だ。そんなことをしてまで、
小説は書かなくてよい。」
子供クリスマスをするためには、50人分のプレゼントの買出しをしなければ
ならない。そのためには2日もかかる。会場の飾りつけもある。
それだけの時間があれば、小説は完成するのだ。だが、三浦の真実な信仰を見て
従うことにした。その結果、31日に無事に原稿を送ることができたのだ。
クリスマス会も26日の午後、50人の子供たちを集めて祝うことができた。
三浦さんご夫妻の信仰から教えられます。キリストを第一にすれば、
すべてのことが益と変えられて祝福を受けることができます。
次のみことばは真実です。
「神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、
神がすべてのことを働かせて益としてくださることを、私たちは知っています。」
ローマ人への手紙 8章28節

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御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生まれになった。
この方こそ主なるキリストである。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを
見るであろう。それが、あなたがたに与えられるしるしである。ルカによる福音書2章10-12節
"Swan" Saint-Saens Arranged by KS 09/12/25