北のはてなる こおりの山
てる日にやくる まさごの原
叫びもとむる 声ぞひぴく
「迷いのくさり 解き放て」と
めぐみの露は 草木にすら
ゆたかにかかり 天つさかえ
野にも山にも みちわたるを
などか人のみ 罪に染みし
上なき知恵に てらされたる
我らはいかで このひかりを
暗きにまよう 世の民らに
てらさで隠し 秘めおくべき
大君イエスの み代をしらす
時のくるまで いよよ励み
救いのひかり たかくかかげ
あまねく照らせ 四方の国に
「きたのはてなる」
讃美歌214番(讃美歌21 494番)
"From Greenland's icy mountain"
Lyrics Reginald Heber 1819
Music Lowell Mason 1823
Arranged by KS 08/04/13
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ある夜、パウロは幻を見た。ひとりのマケドニヤ人が彼の前に
立って、「マケドニヤに渡って、私たちを助けてください」
と懇願するのであった。パウロがこの幻を見たとき、
私たちはただちにマケドニヤへ出かけることにした。
神が私たちを招いて、彼らに福音を宣べさせるのだ、
と確信したからである。使徒の働き 16章9-10節
使徒の働き(使徒行伝)を読みますと、いつも熱い思いがこみ上げてきます。
福音を伝えるためにパウロをはじめ初代教会のクリスチャンたちが、文字通り命を捨てて
激しい迫害と多くの困難の中、宣教を続け、ついに希望を知らせるこの福音が当時の世界の中心であった
ローマにまで届きました。そして使徒行伝16章にありますパウロが見た夢とその後の記録は
いつ読みましても感動的です。
16章でトロアスから後に福音書と使徒行伝を書くことになる医者のルカがパウロたちに加わります。
パウロはあまり身体が丈夫ではなく、持病に苦しんでいたことが記されていますが、(Uコリント12:7)
その上、最初の伝道旅行の際に、石打ちの刑で半死の目にも遭い(使徒14:19)
その後も「毎日が死の連続」(Tコリント15:31)で、恐らく体中傷だらけの状態で伝道を続けた
ものと思われますが、その結果、病気または傷の治療のために、トロアス滞在中にそこで
開業していた医者のルカと知り合うことになりました。なんと不思議な出会いでしようか。
パウロの感化で、クリスチャンになったルカはその後の伝道旅行やピリピからエルサレムへの帰還、
そして逮捕、ローマへの移送とネロによる大迫害までの最後の数年間、他の弟子たちが危険を
察知してか、パウロを捨てていなくなった時も最後までパウロと共にいたことが記されています。
(Uテモテ4:10〜) ルカは自分の体験したことを詳細に書き遺しました。パウロがもしいつも全く健康で、
治療の必要のない身体だったら・・・ルカに出会うことはなかったでしよう。
ルカによる福音書や使徒行伝、聖書のこの重要で詳細な歴史資料を含んだ福音が後世に伝えられる
ことはありませんでした。パウロは神様に肉体のトゲ(持病)を取り除いてくださいと3度祈ったにも
かかわらず、神様は「わたしの恵みはあなたに十分である。というのは、わたしの力は、弱さの
うちに完全に現れるからである」と答えられました。(Uコリント12:9)
福音がエレサレムからアジヤへ、そしてヨーロッパ大陸へと伝わって行った過程は、まさに
使徒たちの弱さの中に神様の力が完全に働いた結果であったことが分ります。
わたしたちもたとえどんなに小さく、無力で弱い存在だと思われましても、また病気やさまざまな
困難な事情の中で、苦しみ絶望した状態でありましても、大丈夫です、決して諦めてはいけません。
神様の御心の内に留まり、祈りつつ諦めずに道を探し続ける限り、神様が最も良い方法でご自身の計画として、
わたしたちに必要なすべてのことを必ず成し遂げてくださると信じることが出来るからです。04/19 夜
あなたには、すべてができること、
あなたは、どんな計画も成し遂げられることを、
私は知りました。ヨブ記42章2節