イエスは通り給う 人垣をくぐり
御衣のすそに 触りまつらん
信仰もて汝がすそ 触るわれを癒し
栄を見せ給え 神の子イエスよ
ただの一言を 宣もうと共に
わが罪と病 直ちに癒ん
信仰もて汝がすそ 触るわれを癒し
栄を見せ給え 神の子イエスよ
触る人びとは いかに多くとも
われは信仰もて 触りまつらん
信仰もて汝がすそ 触るわれを癒し
栄を見せ給え 神の子イエスよ
触りまつる時 主はわれを見つめ
声をかけ給わん いと優しく
信仰もて汝がすそ 触るわれを癒し
栄を見せ給え 神の子イエスよ
イエスは癒し得る 力を持ち給う
イエスは救い得る 真の神
信仰もて汝がすそ 触るわれを癒し
栄を見せ給え 神の子イエスよ
「イエスは通り給う」
新聖歌452番(聖歌617番)
"Just one touch as He moves"
Lyrics Birdie Bell 1897
Music J.Howard Entwistle 1897
Arranged by KS 06/10/15
さてここに、十二年間も長血(ながち)をわずらっている女がいた。
多くの医者にかかって、さんざん苦しめられ、その持ち物をみな費やしてしまったが、
なんのかいもないばかりか、かえってますます悪くなる一方であった。
この女がイエスのことを聞いて、群衆の中にまぎれ込み、うしろから、み衣にさわった。
それは、せめて、み衣にでもさわれば、なおしていただけるだろうと、思っていたからである。
すると、血の元がすぐにかわき、女は病気がなおったことを、その身に感じた。
イエスはすぐ、自分の内から力が出て行ったことに気づかれて、群衆の中で振り向き、
「わたしの着物にさわったのはだれか」と言われた。
そこで弟子(でし)たちが言った、「ごらんのとおり、群衆があなたに押し迫っていますのに、
だれがさわったかと、おっしゃるのですか」。
しかし、イエスはさわった者をみつけようとして、見まわしておられた。
その女は自分の身に起ったことを知って、恐れおののきながら進み出て、みまえにひれふして、
すべてありのままを申し上げた。
イエスはその女に言われた、
「娘よ、あなたの信仰があなたを救ったのです。安心して行きなさい。すっかりなおって、達者でいなさい」。
マルコによる福音書 5章25-34節